
混練・成形・設備
ゴム製品製造のプロフェッショナル集団

長年の経験と知識豊富なスタッフが、お客様の課題解決をサポートいたします。混練、成形、設備に関するご質問やご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。当社の技術力については、こちらのページで詳しくご紹介しています。
混練技術
ゴムは多種多様であり、それぞれ特性が異なります。最適な素材と混練の選択は、製品の品質を左右する重要な工程です。当社では、用途に応じたゴム材料を提案し、最適な混練技術で高品質な製品を実 現します。
ゴムの種類と特性

NR(天然ゴム)
特徴:優れたゴム弾性と耐摩耗性を持つ天然素材
主な用途:大型車タイヤ、関連製品、履物、ホース、ベルト
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)
特徴:天然ゴムの代替として開発。耐摩耗性、耐老化性が向上
主な用途:自動車タイヤ、各種ゴム製品、防振ゴム、ロール、ベルト


EPM, EPDM(エチレン・プロピレンゴム)
特徴:優れた耐熱性、耐オゾン性、耐候性
主な用途:自動車用ゴム部品(ウェザーストリップ等)、電線被覆、建設用ゴム部品
CR(クロロプレンゴム)
特徴:耐熱性、耐候性、耐オゾン性、耐炎性、耐油性
主な用途:自動車部品、防振ゴム、窓枠、ベルト、ホース


BR(ブタジエンゴム)
特徴:SBR、NRより耐摩耗性、反発弾性、耐老化性が向上
主な用途:工業用品(ベルト、ホース等)、履物、タイヤ
U(ウレタンゴム)
特徴:ゴムの弾性とプラスチックの剛性を併せ持ち、力学的強度に優れる
主な用途:工業用ロール、ホース、ベルト、自動車部品、パッキン、カップリング

当社の混練技術
当社では、長年の経験と知識に基づき、各ゴム材料の特性を最大限に引き出す混練技術を採用しています。高度な混練技術により、均一で高品質なゴム材料を製造し、お客様のニーズに応える製品を提供します。
成形加工技術
当社では、用途や要件に合わせて最適な成形加工方法をご提案いたします。試作1個から量産まで、お気軽にご相談ください。
ゴム焼き付け成形
金属とゴムの接着を同時に行う成形方法です。接着剤を塗布した金属をゴム金型にセットし、ゴムを流し込んで加圧・加熱することで、金属の接着とゴム成形を同時に行います。金属ロールや車輪の保護、滑り止めなどに利用されています。
注型用ウレタン樹脂
金型の代わりにマスター型を用いてシリコン・樹脂型を製作し、真空に近い状態で2液性硬化樹脂を流し込む成形方法です。主にウレタン樹脂を使用し、耐摩耗性、引張強度、引裂強度などの機械特性に優れています。ゴムや金属など幅広い材料への加工実績があり、様々なアセンブリに対応可能です。


主要な成形加工方法
圧縮成形
ゴム成形の最も一般的な方法であり、歴史も最も古い製法です。加熱した金型に計量したゴム材料をセットし、成形機で加圧・加熱することでゴムを加硫させます。多品種少量生産や試作品製作に適しています。
圧縮成形のメリット
幅広い成形に対応可能
金型コストが比較的安価
少量多品種生産に適している
設備一覧
多種多様なニーズに対応するため、充実した設備環境を整えております。分出し、シート状、リボン状、そして黒から各色まで、あらゆるゴム製品の製造が可能です。少量多品種生産にも対応しており、お客様の様々なご要望にお応えします。提案から製造まで、一貫した体制でお客様をサポートいたします。
主要設備
混練設備
70Lバンバリーミキサー
22インチロール
16インチロール
検査・試験設備
ムーニー粘度計
引張試験機
比重計
成形加 工設備
900t プレス機
700t プレス機
375t プレス機
100t 4段プレス機 × 4台
63t プレス機 × 4台
ウレタン注型機 × 2台
ウレタンゴム加熱オーブン × 2台
500t 真空プレス機
350t 真空プレス機 × 2台
その他設備
製品倉庫
ショットブラスト
蒸気発生機
ゴム押出機(バウエル)
汎用旋盤 × 2台